- セプテーニに入りたい
- セプテーニの企業戦略知りたい
- セプテーニホールディングスに転職を検討している
このような方に向けて記事を書きます。この記事を読めば、セプテーニに転職を検討している方に向けて、決算書を読んだ視点から、どのような戦略をとっているのか、志望動機や今後の戦略会社の成長性について情報提供できればと思います。
結論として、セプテーニホールディングスは、業績が好調堅調に成長している企業です。勢いがあり、毎年事業ドメインをうまく時代の流れに合わせながら成長をさせています。
会社の動きが速いので、サイバーエージェント同様、新しいことにどんどんチャレンジする社風に合わないところがあるようでしたら、ちょっと社風等はしっかり見ておいたほうがいいんじゃないかなと思います。
若手が活躍する傾向に会社という意味だと、サイバーエージェントも近いジャンルなのではないでしょうか。
決算書からはネット広告業界上位
インターネット広告代理店と言う切り口で言うと、上位にいる業績を上げています。
2015年の決算でいくと、売上高は140億円、そこから5年経った2019年167億円の方売上を上げています。
営業利益は、本業の利益を表す数値ですが、これは2015年で28億円、19年で30億円と横ばいです。営業利益に関しては、販売管理費等、事業に対する投資も差し引いた上での金額になります。
資本金は2015年で205億、2019年で215億です。
戦略として
セプテーニはコンテンツ事業、特にマンガコンテンツに力を入れており、そこで自社のメディアとしてサービスを立ち上げ、課金収入を狙っています。
なのでそこのコンテンツの先行投資と言うところで、売上は上がっているものの、利益としては横ばいにしつつ、利益率を大きくしているという戦略なのではないでしょうか。
広告代理店の利益としては、特に電通と提携してブランド広告と呼んでいる施策に、特徴があります。
広告は刈り取りが中心となった考え方で、WEB広告を通じてアクションを踏ませる、その効果がどれぐらいか、といういわゆる刈り取りを中心とした考え方で成長してきました。
それはリスティング広告やメール広告アフィリエイト広告等といった類が中心です。
しかしそれでは、会社の成長は難しくなってきます。そして各社予算をかけて広告を出すようになってきており、ユーザもアクションはWEB上でとっているので、なかなかネット上での買取において、単価が上がってきています。
webマーケティング業界では、CPAと言いますが、アクションを起こすにあたってのコストを下げるのは限界にきている流れになってきています。
やはり広告代理店としては、事業をスケールさせるかというところにアプローチしていく必要があります。マーケットが伸びるところに注力するということですね。
以前セミナーでセプテーニホールディングスの取締役の方が、伸びる事業にこそ力を注げと言っていました。
そこで2020年前後で、ブランド広告と言う形で知ってもらうところから始めた投資広告費の高い部分にチャレンジしている背景でしょう。
そこに電通との提携により、認知に予算をかけるクライアントと組み、電通側にも刈り取りのノウハウを提供して組んでいます
新規事業としては、マンガコンテンツや採用、社会貢献、医療、育児と幅広くメディアを立ち上げ、2020年の決算ではプラットフォーム事業として位置づけています。
年収として
年収も一時1.2倍にしたなどというニュースも流れており社員を大切にする社風のようです。
決算書での平均年収6,140,000円と記載されていました。実際は、中堅層の年収も入ってくるので正確に6,000,000円をみんなもらえるかというと違います。
まとめ
広告代理店の大手として、勢いもあり新しい事業にも取り組んでいます。
サイバーエージェントと比べると規模はひと回り小さいですが、それでもネットマーケティング系では大手企業と言えます。
動きが早いネットマーケティング分事業で知見をつけて、新たな事業にもチャレンジしているそうです。転職先としてはお勧めです。
ただ、プロパー文化なので、なかなか中途採用はマーケティング周りは枠が厳しいかもしれません。募集が出たら応募してみるような、定点チェックが必要かもしれませんね。