- WEBマーケティングの転職をするにあたり、大手か中小かどっちがいい?
- 企業選びのポイントは?
そんな悩みを持つ方に向けて記事を書きます。
結論「人によるので一概にいえない」です。大手と中小は、それぞれメリットデメリットがあります。大手を選ぶか中途を選ぶか、メリットデメリットを知って、自分にあった職場を選択しましょう。
大手は上下関係をうまく利用し組織への見せ方が上手な世渡り上手なひとが向いています。中小は、裁量大きく上層部や横のつながりにおいて距離が近いかたちで、自由にやりたい人。ちょっと不器用な人は中小のほうがいいかもしれません。
大手企業のメリット
大手企業の主なメリットには次の内容があります。
・給料が比較的良い(手当も含めて)
・案件規模が大きい(広告予算で年間1億以上など)
・業務が細分化されており専門性を伸ばせる
・教育・評価制度・表彰制度が整っている
給料が比較的良い(手当も含めて)
給料は大手の方が比較的いい傾向にあります。
やはり良い人材を集めたいのもあり、中小よりもいいです。案件の受注規模も金額が大きいので、一人あたりの粗利金額が大きく、効率的に稼いでおり財力があるというのもメリットにあります。
手当も充実していますね。住宅手当や退職金等も考慮し年収を計算すると、大企業の方が良いケースが多いです。
案件規模が大きい(広告予算で年間1億以上など)
顧客の予算規模も大きいところが多いです。
例えば年間予算で月1,000万円以上の広告を出しているケースも多くあります。大予算規模の広告をはじめとしたマーケティングは、なかなか大手でないと出来ないのでやりがいを感じることも多いでしょう。親や親戚、友人も、自分が担当しているサービスを知っているとなると誇りに思う気持ちも出てくるでしょう。
やはり身近でよく知られているサービスのマーケティングをするのは、イメージもしやすいですしやりがいはありますよね。
業務が細分化されており専門性を伸ばせる
業務が役割を持って分割されているケースがあります。
例えば広告の入稿であれば、入稿部隊がいたり、レポートは専用の人が存在します。なので自分の職種でやるべきことに注力できるんですね。
細やかな作業、ルーティンなどはおまかせできるので、
教育・評価制度・表彰制度が整っている
教育や評価制度も整っているケースが多いです。
社員をランク付けで評価しており、スキルの観点から5段階評価するなど、基準を設けた上で評価をします。最終的には上層部で役職をあげたりする話し合いが持たれるので、出世には人格なども含めて重要です。
しかし基本的には定量化されているケースが多く、評価に関しては納得がいきやすいものが多いです。
大手企業のデメリット
逆にデメリットは次の内容があります。
・社内調整業務が多い。
・業務が細分化されており対応できる業務が限定的
・小規模案件は、受注しないので関われない
・縦横のつながりが比較的サバサバしている
社内調整業務が多い。
役割が分割されているため、調整業務が重要です。デザイナーに事前に相談したり、レポートを出す担当に空き状況を聞いたりと、スケジュール管理において調整が多いです。
業務が細分化されており対応できる業務が限定的
また、自分で作業をしたい部分に関しても、分業の体制をとっているので依頼しなければならないこともあります。
例えば広告の運用で管理画面を触った入庫や調整等はその専門の舞台がいたり、SEOの記事ライティングに関しても、外注を基本としていたりですね。
なので、独立を目指す場合、独立にも必要な実践的なスキル、いわゆる手に職がつく部分が分業体制によりつきにくいデメリットはあります。
小規模案件は、受注しないので関われない
基本的に、最低出稿金額や最低取引金額が決まっています。
なので予算感が小さいところに関しては、なかなか対応ができないケースもあります。例えば広告予算が月200万円以上位であれば、サイバーエージェントは受け入れられないなどを聞いたことがあります。もちろん関係性や担当のスキルもあるので例外もあると思うのですが。
縦横のつながりが比較的サバサバしている
後は、人が入れ替わりがあるので、サバサバしている感じはあります。
いなくなったらその時はその時といったようなイメージはありますね。なのである意味、いつでも代わりがいるようなフレーズです。大手なので有名でもあり、お金を払えば、求人は集まりますからね。
もちろん人を大事にする社風も、会社によってはあると思います。中小に比べた場合に、人のつながりに関しては、多少去るもの追わず感はあるかもしれません。
中小企業のメリット
中小企業のメリットとデメリットを記載します。
・未経験でも入社しやすい
・1人の責任が大きく、対応領域が広く成長できる
・縦横のつながりが密
・小規模案件に関われる
未経験でも入社しやすい
中小企業のメリットは、未経験でも採用を検討しているところです。
やはり大手に比べて比べて知名度が低いので、なかなか優秀な人材が集まりにくいというのがあります。優秀な人材はどうしても有名なところをまず受けますからね。
中小は、知名度が高くなく、多くの人が選ぶわけではないという意味だと穴場という捉え方も出来るかもしれません。
1人の責任が大きく、対応領域が広く成長できる
中小企業は、一人当たりの裁量が大きいので、自分で決めれて、自由に仕事ができると言うメリットもあります。
やはり自分で決めて行動していく、その結果が跳ね返ってくるので、経験値は圧倒的に違います。より主体的になれると言う事ですね。なんだかんだ実践で失敗して経験して成長していくことが重要です。
その中小企業において失敗経験を多く積めるというのはかなり経験値が高くなり成長スピードは上がります。
縦横のつながりが密
中小企業で売り上げが伸びているところであれば、人手不足の課題はあります。
人を大事にする傾向にあると思います。多少仕事が出来なかったとしても、我慢強く使うケースがありますね。
また同僚や縦のつながりも多い近く名前もお互い覚えている感じの雰囲気があると思います。 個人的には、中小企業のほうが会社に必要とされている感覚を持てましたね。
小規模案件に関われる
小規模案件にも関われるので、より経営に近い事業を経験できたりします。直接社長と話ができることも経験値が上がりますね。
中小企業のデメリット
逆にデメリットは次の内容があります。
・給料が最初は低いことが比較的多い(平社員の場合)
・大規模案件が少ない
・評価、教育制度が整っていない(ノウハウ)
給料が最初は低いことが比較的多い(平社員の場合)
給料面に関しては、WEBマーケティング業界自体は、他の業界よりも比較的高い傾向にはあるのですが、中小企業は大企業よりも低めではあります。
住宅手当や退職金などもないところが多く、手当も含めた年収は低い傾向にはあります。その分、多く経験を積んでスキルをつけて、副業や独立を目指して頑張り収入を上げていくイメージですね。
評価、教育制度が整っていない(ノウハウ)
評価を受ける際に、どういう基準で評価をされるのかがあいまいだったりします。
しっかり仕事をしてもそこが評価されずランクが上がりづらい、役職につく期間が不明、などがあります。自己主張を明確にすべきですし、成果を大きく出してアピールをしていくことが必要ですね。
大手企業に向いている人、中小企業に向いている人
では、大企業と中小企業、それぞれどのような人が向いているのでしょうか?
大企業に向いている人は下記のようなイメージです。
・喋りがうまい人
・人付き合いが上手な人
・もともと頭がよく、評価などされやすい人
大企業で上に上がっていくためには、上層部に気に入られる必要があります。なので喋りが上手だったり、人付き合いが上手な人が評価がされる傾向にあります。ちょっとずる賢いくらいがいいですね
中小企業に向いている人は下記のようなイメージです。
・お金や待遇よりもやりがい
・自由に自分で仕事を進めたい人
収入や待遇よりも、周りに必要とされるか、仕事を自由に進められて、チャレンジができるか多くの経験をスピーディーに積めるかなどを重要視する人は中小企業が向いているでしょう。
また正直に生きていきたい、あまり出世や評価を意識してずる賢くやって行きたくないと言う方もを向いているような気がします。
2ステップで考えると良い
最初から未経験で大企業に入る事は、なかなかハードルが高く難しいと思います。
おそらく、未経験で中途で電通に入れるかと言うと簡単には入れません。中小企業で明確な成果を出して、できることが増えた上で、中途で受けるとなると電通デジタルはデジタルの後人材を欲しているので、入れることだって可能です。
私の友人は、 専門学校からWEBマーケティング会社に入り、ディレクション業務を10年ほどやってスキルをつけ電通に転職していきました。WEBマーケティングのスキルをつけて、中小企業からセプテーニの営業になった先輩もいます。 まずは中小企業で業務範囲が広いスキルを身に付け大企業に転職する方法もあります。 後輩はWEBマーケティングのスキルを武器に、アクセンチュアに転職していきました。
このように、中小で力をつけて大企業へ転職していく人は結構います。
逆に、大企業で働いて、よりやりがいを求めて中小で働くひともいます。
まとめ:WEBマーケティングの転職先は何を大事にするか?で決まる
いかがでしたでしょうか。WEBマーケティングの転職先は何を自分が大事にするか選択していきましょう。 個人的には、未経験であればまずは中小企業で実力をつけることがお勧めです。
大企業よりも給料は多少低いこともあるかもしれませんが、実力をつければ中小企業でもお給料は充分高くなっていきますし副業で稼ぐことだって可能です。 中小企業で実力をつけてから大企業への転職も可能です。スピードが速く実力がつきやすい会社を選んで、楽しんでWEBマーケティングに取り組んでいきましょう。