個人事業主と法人の違いとは?どっちがいいの?【手続き・税金・信用などを考慮】

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  • 会社を作ろうか迷っている
  • 個人事業主から法人にしようか迷っている
  • 個人事業主と法人の違いについて知りたい

このような方向けて記事を書きます。

この記事を読めば、法人と個人事業主の違いについて概要を理解できます。

結論、売上(収入)によって、会社化するかどうかを考えましょう。税金対象となる所得が最終的に1000万円を超える場合は、会社がしたほうがお得です。ただ、手続きなど手間が増えるのでメリットデメリットは天秤にかけて考えましょう。

個人事業主と法人の違いは下記4つです。

●税金の課税率が異なる
●法人の方が手続きや決算の手続きは面倒
●法人の方が信頼がある
●組織で動くことが伝わりやすい

以下詳細です。

税金の課税率が異なる

個人事業も法人も、それぞれ税金においては累進課税の制度をとっています。そして、課税の割合は、売上の大きさにより異なります。

それぞれ売上がいくらぐらいの課税になるかをそれぞれ比較することで、節税面で有利なのかを確認しましょう。結論課税所得が1000万円くらいになれば法人の方が税率が低いです。

イメージですが、下記の通り。
■個人事業主の所得税の場合
課税所得
〜195万円以下:5%
〜330万円以下:10%
〜695万円以下:20%
〜900万円以下:23%
〜1800万円以下:33%

■法人の所得税
課税所得
800万円以下:19%
800万円以上:23.2%
※2020年度現在、資本金等により上記に当てはまらないケースあり

上記を見ると、だいたい課税対象となる課税所得(収入から、経費や基本控除などを差し引かれた金額)が900万円を超えると、法人税の方が安くなる(個人事業主:33%、法人税23.2%)になります。

くりかえしますが、課税所得1000万円を超えてくるあたりで、個人事業主から法人にした方が税金は安くなります。

法人の方が手続きや決算の手続きは面倒

法人の場合、1年間おいて継続的にかかるお金があります。地方税と言われていて、資本金が1000万円以下で7万円、1000万円を超えると18万円程です。

また決算の手続きが、個人事業主よりも面倒になります。

個人事業主の場合は、白色申告もしくは青色申告を行い確定申告することになります。一方決算報告書や株主資本等変動計算書など個人事業主の場合よりも多く書類を整理して提出する必要があります。

手間と労力に対して、かかるお金バランスを考慮する必要があります。どちらが良いかを検討しましょう。

法人の方が信頼がある

個人事業主よりも、法人の方が信頼度が高いです。

新規営業する際も、株式会社か否かで、信用度が異なります。実際会社によって個人には支払う金額が限られていたり、個人と取引ができない等の決まりもあったりします。

株式会社であることの「信用」が、どれだけ取引高につながるのかを考慮して、株式会社するかどうかを決めましょう。

組織で動くことが伝わる

ボク個人として、個人事業主で活動した場合に思うところとしては、「個人事業主」で対応すると「あなたができるかどうか」が問われます。

「チームでやる」と言っても、ではその作業できる人と直接やるという雰囲気を相手からは感じます。会社として受ければ、従業員がいるということで、「組織でサービスを提供する」ことが直感的に伝わります。

なので、「会社」で対応することで「あなた」ではなく「あなたができなくてもサービスが提供できる」ことが直感的に伝わるので、営業しやすいです。

まとめ 

いかがでしたでしょうか。

個人事業主と株式会社の違いにおいては、収入における税金の違い、信用、決算の手間をどこまで対応できるか、があります。

このように、個人事業主と会社の違いについては、切り口により一長一短があります。メリットデメリットを確認しながら個人事業者まま進めるか会社かするかは検討しましょう。

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