Google広告のリスティング運用における基本的な考え方【構造の話】

WEBマーケティング 転職
  • 検索広告の運用について知りたい
  • Google広告の基本を知りたい
  • アカウントをどう設計すればいいかわからない

そんな方に向けてこの記事を書きます。
この記事を読めば、リスティング運用の基本方法について理解ができます

結論Google広告のリスティングでは、最初の設計が重要です。一度枠組みを作り、自動化の仕組みを使って最適化していく形です。ここではGoogle広告のリスティングに絞り、検索連動型広告の運用方法についてまとめます。

Google広告のリスティングとは?

Googleでは、キーワードで何かしら結果した際に、広告を出す事が可能です。リスティング広告は、検査キーワードに対して広告が表示される形です。

このGoogle広告のリスティングにおいて、どう広告を出せばいいのか。

これが、結構ややこしいんです。何しろ、Googleの管理画面を見ると言葉が難しいのと、使いづらいのと、機能が多く設定内容がたくさんあるんです。

なので、難しい言葉は使わずにシンプルに理解したい、という人向けに可能な限り概念的な話に寄せてまとめたいと思います。前提として、情報量を落として話を展開しているので、

Google広告を運用する前に、構成を考える

最初の混乱にぶちあたるのが、この「構成」です。
簡単に言うと、キーワード1つ1つ対応していくのではなく、大枠から考えてよう。全体を分解して、塊を作る形、グループ分けして広告を出していきましょう、っことです。

まだよくわかりませんよね。

例えば「転職サイト」という検索ワードに対して、広告を出すとします。
転職サイトだけではなく、様々な掛け合わせキーワードが出てきます。
・転職サイト × 地域の掛け合わせ
・転職サイト × 年代
・転職サイト × 比較やおすすめ

しかも、キーワードは個人によって様々に変わってきます。

そのキーワードに対して一つ一つ広告を出す設定をするとしたら・・

不可能です。設定するのが面倒です。100個とか200個とか。
仮に頑張ってキーワードを設定したとしても、効果を検証したり、改善するために原稿を変えることなどを考えると、効果検証もしずらいです。

なので、ある程度グループ化して考えましょう、という方針に行き着きます。

ですから、リスティング広告を運用するときは、検索ワードを大きく捉えてグループ分けして、グループ単位で広告を設定していく運用がセオリーになります。

Google広告の構成の理解をしよう

大切なのでもう一度記載すると、
・検索結果に対して広告を出したい場合は、キーワードに対して広告を出す
・ただし、キーワード1つ1つに対して設定は効率が悪く現実的ではない
・なので大きく捉えてグループ分けする。
・そしてグループ単位で管理する

そこで、次の話です。
グループをどう作っていくのか?という話になりますよね。

Google広告には管理する枠組みとして、大きく3つあります。

・キャンペーン
・広告グループ
・広告

この3つです。
キャンペーン、広告グループ、広告です。
そして、構造としての親子関係は下記になります。

 キャンペーン
  ┗ 広告グループ
   ┗ 広告

キャンペーンとは?

キャンペーンというと、商売においての、一時的な売り出し期間のイメージありますよね。
イオンのポイント5倍キャンペーン、みたいな。

広告においてのキャンペーンは、「広告を管理する最も大きな単位」という意味合いも持ちます。なので、違和感があると思いますが、その違和感は排除して、管理単位でとらえましょう。

広告グループとは?

そして広告グループがその次に管理する単位です。
ここで、キーワードが出てきます。検索キーワードを「広告グループ」にまとめるのが一般的です。

例えば上述した「転職サイト」の例でいうと、

「転職サイト 20代」「転職サイト 30代」
 → 「転職×年代」の広告グループにまとめる

「転職×年代」の広告グループには、年代に関連するキーワードで検索されたら広告を出すように設定できます。

例えば、

「転職サイト 35歳 可能?」

といったキーワードでも、出稿が可能になります。
キーワードを1つ1つ設定しなくても、広告を出せるようになります。
※「部分一致」と言います

関連しているキーワードに対して、とりこぼしもなく広告を出せるようになります。
このように、キーワードを広告グループで管理すると運用効率がグッと上がります。

以上が、広告グループについての説明です。

広告とは?

次は、広告の内容の話になります。

広告を出すのであれば、色々なパターンを試したいですよね。
おすすめといったほうがいいのか、比較するならこのサイト!と言ったほうがいいのか。

どういう言い方が良いのか比較検証しながら広告結果を見て効果を最大化すべきです。

例えば転職サイトの例で広告の原稿を考えてみます。

30代で転職を考えるならおすすめのサイト
30代から転職可能!優良紹介サイトを徹底比較

こんな感じですね。

つまり、広告グループ(キーワードの塊)に対して、広告を複数設定することで、
キーワード群に対してどの広告が良いのかを検証しながら進める事が可能になります。

構造まとめ

以上をまとめると、下記のようになります。

キャンペーン:転職サイト 
 ┗ 広告グループ:転職サイト 30代 ※キーワードを管理する
  ┗ 広告:30代で転職を考えるならおすすめのサイト 
  ┗ 広告:30代から転職可能!優良紹介サイトを徹底比較

<補足メモ>
 ※キャンペーン…予算を管理する
 ※キャンペーン…キーワードを管理する

前提として、情報量を落として話を展開しているので、他にも考えるべきことは色々あります。

例えば、
・キャンペーン以下で設定できること(地域、デバイス、時間等)
・キーワードの最適化方法(完全に一致して出す/一致してなくても出す)
・アクションを設定して自動配信方法を選ぶ(申込重視/表示重視)
・広告のクリック率を高めるためにオプション機能を使う(サイトリンク)

などです。
Google広告の運用に関して、効果をあげるための具体的な設定方法はまだまだありますが、今回に関しては大枠の考え方を理解するきっかけになれば幸いです。

まとめ キャンペーン構造が重要

Google広告でリスティングを運用するにあたって、基本的な考え方をお伝えしました。
構造を設計する考え方が非常に重要になってきます。

検索キーワード全体を捉えて、枠組みを設計して、キャンペーン・広告グループ・広告を設定していくようにしましょう。

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