この記事は、広告クリエイティブやコンテンツをどう作れば、ユーザーの心が動くのか?を考えている人向けです。
心理学で、分かれている4つの思考パターンを、どうクリエイティブに応用するかまとめました。広告やコンテンツのアイデアを出す際の切り口になればと思います。
4つの思考タイプに分類すべき理由
今回、広告を4つの思考タイプに分けて考えていきます。ここで一つ質問。
なぜ4つの思考タイプにすべきなのでしょうか?
広告で商品を伝える場合、商品に興味があれば反応してクリックして記事をみてもらえます。ですが、当然興味がない人は広告に反応しません。
広告の基本は、商品の機能や内容を伝えていく形です。
例えば化粧品であれば
例)お肌の手入れに、パーフェクトワン
こんな感じです。ただ、これだと反応しない人たちが多くなります。
反応してくれる人は、
・TVで見て商品を知っており気になっていた
・口コミで聞いたことあって気になっていた
・ちょうど購入を検討していた
きっとこんな感じです。
ということは、かなり一部の方たち、ですよね。
・今化粧品は興味がないけど、いずれは買いたいと思う
・お肌のお手入れ、いま調子が良いので必要じゃないと思っている
上記のような
いずれ化粧品を買う可能性のある人達、うまく伝えれば買う可能性がある人達に、コンテンツが伝わらなければどうなるでしょう?見込ターゲットが、ないがしろになってしまいますよね。ターゲットが広がらなくなります。
ですから、どのタイプにもアプローチできるように、商品の伝え方を工夫すべきです。ターゲットを幅広くしていく必要があります。
繰り返しますが
「商品やサービスを知らない」
「今は商品には興味がない」
そういう人に、興味を持ってもらえるように、人間の「思考のクセ」からアプローチし、広告の力で興味を引き上げ購入に繋げていこう、という戦略です。
4つという数の信憑性
4つの思考パターンに、正直正解はありません。
◯、×をつけられるような、100%そのロジックに当てはまる、白黒はっきりした分類は正直できないということです。
例えば、8個のパターンも考えられます。ただ、8つは多いんです。
マーケティングをやる立場としても、8つとなると、効果検証も大変です。数が多い為混乱する状況が目に見えています。
4つという数は頭の整理もしやすく、ちょうど良い数なんです。2軸の高低でかけあわせて分けやすい、整理しやすいという面もあります。
大体4つに当てはまると、コミュニケーションがとりやすいですし、整理がしやすく共通認識も取りやすいです。
以前、モチベーションクラウドを運営するリンクアンドモチベーションのセミナーに参加したことがあります。
彼らも、心理テストで、人のタイプを4パターンに分けていました。
実際に企業のコミニケーションとして、4つに分けて、うまくチームを組むようなモチベーションの上げ方をしています。
なのでこの4つというのは、ちょうどいい数と言える可能性が高いのです。
ユングの心理学 4つの思考タイプ
では、4つに分かれた思考タイプに対して、広告を考えていきましょう。
具体的には、ユング心理学で、人の思考は、思考・感情・感覚・直感の4つのタイプに分類される、と言われています。
●思考タイプ:物事を、論理的にとらえるタイプ。(男性に多い。)
●感情タイプ:物事を、感情で捉えるタイプ(女性に多い。)「快・不快」など
●直感タイプ:物事を、本質的に全体像を捉え、イメージを膨らませる。
●感覚タイプ:物事を、「欲しい」「安い」など印象で物事をとらえる。
周りの仲良い方で、理論的に伝えて納得するタイプ、感情的に伝えても伝わるタイプ、といませんか。
あんまり細かいこと言わなくても、好みに合えば買うとか選ぶとかそういう人もいますよね。
このように、思考タイプと感情タイプは理解がしやすいと思います。
ただ、感覚タイプと直感タイプが言葉からだとわかりずらいですよね。
ちなみに直感と感覚は対極にあるとユングは言っています。
●直感タイプ
…全体像を捉え本質的な捉え方をしていく、人が見えていない部分を見ようとする。
●感覚タイプ
…まずは現実に見える部分を大事にする感覚
こんな感じです。
大きなイノベーションをおこす経営者は、直感タイプ。着実に見えるものを大事にして成果を出すタイプは感覚タイプ、というイメージです。
iPhoneを開発したアップルで言うと、スティーブ・ジョブズが直感タイプ、ティム・クックが感覚タイプの超一流ビジネスマンと言うようなイメージでしょうか。
では、広告クリエイティブについてそれぞれ、イメージできるように、落とし込んでいってみます。
広告クリエイティブの定義について
ちなみに、ここでクリエイティブの定義をしておきます。クリエイティブとは、広告の内容全般です。
広告のバナーやインフィード広告の画像、テキストをまとめて広告クリエイティブ、という言い方にします。
クリエイティブって広義に渡る言葉で、マーケティング業界では創作的で事業の成果に大きく関わるような、重要な位置づけの言葉でもあります。
広告専門の人以外、使い方によっては「クリエイティブはそんな小さな範囲の話じゃないよ!」と違和感を持たれる言葉なので、念の為、ここで定義付けしておきました。
思考タイプに対する広告クリエイティブ例
思考タイプは、物事を論理的に捉えるタイプです。
数値や根拠、事実や実績が重要です。広告を通じて購買意欲を高めてもらうためには基本的に、メリットデメリットを、数値を根拠に論理的に伝えていく必要があります。
こういった内容を、コンテンツに盛り込んでいくことでコンバージョンが高まる可能性が高まります。
例えば不動産のクリエイティブの例です。
●90%以上は物件が埋まっていて、特定のジャンルでは業界No1の物件数を持っている
●生活費を計算すると都心で9万円が相場だが、食事込みのシェアハウス物件だと
1日約2時間を費やす家事の時間が浮く
伝え方としてはこういった内容を伝えていくと効果が出やすいということですね。
■感情タイプに対する広告クリエイティブ例
感情タイプは、数字と言うよりも、感情や共感が大事です。
顧客の声をそのままキャッチコピーに使ったり、感動しているような、心を動かす強い言葉を使うと動きやすいです。
よく商品のストーリーを語ると購入されやすいといいますが、ストーリーを語ることも該当します。
例えばシェアハウスの広告クリエイティブの例です。
例) シェアハウスはご飯が美味しい!マネージャーが優しい!
周り方の友達が楽しい!一生の友が出来る!
こんな感じの、感情的な表現が反応されやすく、効果が出やすいということですね。
直感タイプに対する広告クリエイティブ例
直感タイプはイメージを膨らませて物事を捉えるタイプです。
全体像や本質を大事にするタイプ。
新しい可能性や、明るい未来、大きな成果、成長という感じです。
シェアハウスを例として、クリエイティブを考えてみましょう。
例)不動産のクリエイティブの例
●シェアハウス物件だと、コミュニケーションが出来るので将来の大きな成長につながる
●似た志の人が集まるので、モチベーションが保てて成長できる。コスパはスゴクいい
こんな感じでしょうか。
感覚タイプに対する広告クリエイティブ例
感覚タイプは、詳細、現実を重要視するタイプです。
現実主義者なので、大きな可能性と言うよりも、足元で現実的に嬉しい部分をしっかり伝えていく必要があります。
ここでもシェアハウスを例として、クリエイティブを考えてみましょう。
例)
●シェアハウス物件だと、場所の共用で家賃を抑えられて、オトク。
●都心でも家賃が比較的安いから、一人暮らしよりも月2万円はオトク
こういう感じですね。
まとめ タイプに対して、最適なクリエイティブを
いかがでしたでしょうか。クリエイティブを、心理学でタイプを当てはめ考えるのは、テストの切り口として、面白いのではないでしょうか。
ターゲットを分けてアプローチすることをセグメントといいます。セグメントは、正直きれいに分けられることは事実ありません。根拠を持って、仮説を立てて進めるという意味では、成果を出せる可能性が高まります。
他にも、ユングの心理学以外で、切り口はあります。何をベースに考えてみるかは、いろいろ試してみてもいいかもしれません。