WEBマーケティングで独学するならオススメの方法を知りたい

WEBマーケティングを独学でするなら本は手軽でいいですよね。WEBマーケティングを勉強するにあたって、お勧めの本を現役マーケターがまとめたので検討してみてください。

ドリルを売るなら穴を売れ

ボクがグロービスのクリティカルシンキングと講座を受けた際に、楽天グループの執行役員の方からお勧めいただいた本です。マーケティングの考え方を、簡単に一札でわかるならどれかと言う質問をした際に、これだけは読んでおけと教えていただきました。

物語をベースに、1人の主人公がレストランの再生をもとにマーケティングを活かしながら進めていくかがわかりやすく書かれています。ターゲットを明確にすることや、自分自身で顧客体験することなど、マーケティングにおいて重要な要素がシンプルに書かれておりとてもわかりやすいです。

ホームセンターに、ドリルを買いに行ったとしたら、どんな性能の良いドリルかを知りたいと言うよりも、何を作りたいか、どんな穴が欲しいか、穴の種類は複数あるのか1つでいいのかなどによりドリルの説明の仕方が変わってきます。

結局自分が欲しいのは、ドリルではなく、穴であり、その先の組み立てたものを実生活なんですね。なので商品志向で考えると、ドリルの性能に話が行きがちなんです。本当は穴が欲しいんだ、だから自分も商品をユーザに提供するときは何がユーザを求めているのかを考えていきましょう、と言う話です。

このドリルと穴の話は、マーケターにおいてはかなり有名な話です。基本的な知識なのでぜひ蓄えておくと良いと思います。

コンサルティング1年目の教科書

マーケティング、コンサルタントは密接に関わっています。コンサルタントと言うとマッキンゼーやアクセンチュアなど外資系のイメージがありますよね?

結局のところは仕事の考え方については、WEBマーケターも使っていきます。というかWEBマーケターに限らず、ビジネスマンとして優秀な人はコンサルタントがやってるようなビジネススキルは基本的には活用していると考えても良いでしょう。

結論から話すだったり、作業をする前に分解して考え方を考えることだったり、相手目線で物事を進めていくだったりですね。仕事の仕方としてかなり基礎的で重要、かつ一生使える、目からウロコのスキルが掲載されているのでぜひチェックしてみて下さい。

問題解決の教科書

WEBマーケティングにおいては問題解決が重要になります。

問題をどう捉えるか、そして問題をどう分解するか、それに対してどうアプローチしていくか、がわかりやすく解説されています。

主人公が音楽ライブを実践していくにあたり、事象をどう分解して進めていくのか簡潔に書かれています。

イシューから始めよ

問題を見つけることが大事だという話です。

解決している問題、取り組んでいる問題が、99%はそれが正解じゃないんじゃないか、と疑ってかかることは大事ですよね。

本来解くべきでない問題を解いてしまっていたら、時間がいくらたっても足りないです。逆にいうと解くべき問題を見定めれば、大きな成果を生み出せるようになるんですね。

この本で、回り道してしまうことを犬の道、と呼んでいます。

例えば、ビルのオーナーでエレベーターが混んでいて、古くスピードも遅いので利用者の不満が募っている。解決策をどうすればいいか

と言う問題があったとします。さてどのように考えますか?

普通に考えると、配送スピードを高めるために新しいエレベータを作り直すとか、もう一つエレベーターをつけるとか考えられるのではないでしょうか。

ただそうすると非常にコストもかかりますよね。解決すべき問題は、ビルのエスカレーターの配送効率なのでしょうか?

実はここに前提を疑う必要があります。エレベーターを利用する顧客の不満を和らげるためにはどうしたらいいか、と言う問題、つまりイシューを別に特定すると、他の方法が出てきます。

例えば待ち時間を長いと思われないように、鏡を置いたりテレビを置いたり。実現可能な対策が、問題を変更することで出てくるんですね。

このように何をイシューと捉えるかによって解決策が変わります。奥が深い考え方ですよね。

WEB広告の打ち手大全

FacebookやGoogleの広告の仕組みについて具体的に解説しています。実際に会社に入って実践的に得られる内容がまとまっています。

WEBの技術は切磋琢磨していくものなので、仕組み自体は、検索系と検索以外で、一つの媒体を使いこなせたら大体一緒なので全体像は把握できます。

例えばページに来訪したユーザに類似した人に出すとか、既に広告主が持っているリストをもとにメールアドレスをハッシュ化して類似したユーザに出すとかですね。

それ前の媒体で個人情報やアクセス情報を持っているので、それをグルーピングして成果が出ている人と類似した人に出すのは自然な流れです。個人情報の扱いで媒体側のターゲティングの精度問題視されていますがね。

Facebookである程度運用ができれば、LINEでもYahoo!でもGoogleでも仕組みとしては一緒なので運用ができると言うことです。リスティング広告においても、Google広告で運用ができれば、Yahoo!広告でもできます。基本的には。

この本では、GoogleやFacebook広告でどのように効率的に良い広告を配信していくか、運用手法を具体的に書いてくれてます。

なので、基礎がわかっている人を、より本格的に運用していきたいという運用舞台がいて、いまいち広告の運用の具体的な部分についてよくわかってない人に関しては、わかりやすい本になっていると思います。

SEO

SEOの教科書

1時間位でざっと読めます。

SEO対策においては内部対策と外部対策、そしてコンテンツをどう作っていくかの考え方、キーワードをどう選ぶかなど基本的なことが書かれています。

僕の友人で会社のホームページを作っている人がいるんですが、その人はまったくの素人でこの本を読んでSEO対策をできるようになったと言っていました。

改善・分析系

現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲るランディングページ

LPOと言う、ランディングページを最適化するための方法について書かれています。

ランディングページのコンテンツの流れをどう組み立てれば見ている人に気にいってもらえるか、欲しいと思ってもらえるかの視点が書かれているのでとても参考になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

WEBマーケティングで、独学に役立つ本や、その内容についてお伝えしました。

どの本も難しくなく、読めば短しやすいですし、力がつくと思います。継続して読めるので借りるよりも、買ってもらって繰り返し読むほうがいいと思います。
参考にしてみてください。

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