WEB制作における見積もりの作成方法について【WEBマーケターなら必須のスキル】

WEBマーケティング 転職
  • 見積もりの作成が苦手
  • どのように見積もりを作っていけばいいかわからない
  • 項目の設定の仕方がわからない

このような方に向けて記事を書きます。この記事を読めば、WEBマーケティングにおける制作の見積もり方法についてイメージできます。

結論としては、付加価値があるもの・ないもので見積もりの考え方が異なります。付加価値があるものに関しては出来る限り高く販売できるように成果やクオリティを上げていきましょう。

付加価値がないものに関しては、原価率などを意識して、価格通りに見積もる感じです。

以下詳細です。

なぜ見積もりが必要なのか

そもそもなぜ見積もりが必要なのでしょうか?

見積もりは作業側としては、めんどくさいイメージがあります。しかしWEBマーケティングに関わるのであれば、見積もりは重要な作業です。

なぜならWEBマーケティングでは、見積もりによって、提供するサービスの対価となる金額が変わるからです。ある意味営業と捉えても良いでしょう。

ですから見積もりをクリアにできるようになれば、自分たちのアウトプットを高く売ることができ、会社としても個人としても状況が良くなります。

高く売ることができ粗利が出ると、その分余裕ができてコストと時間がかかるような中長期的な施策にも取り組んでいけます。

自分たちのサービスを高く売るのは、組織にとって重要なことです。

見積もりで気をつけるべきこと

WEBマーケティングにおいて見積もりを作るにあたり気をつけないといけないこととして、以下2つがあります。

・まずは赤字にならないようにする

・事後に見積もりをあげない

以下詳細です。

まずは赤字にならないようにする

当たり前のことですが、見積もりに関しては大前提として赤字にならないようにしなければなりません。

なので、想定外の作業は、可能な限り組み込んでおき、絶対に赤字にならないようにやっていくべきです。相手によっては作業の要求が多く、調整が重なり見積もりに対して工数が超過するケースも多々あります。

事後に見積もりをあげない

事後に見積もりを上げてしまうと、クライアントとの会話で話が違う、となってしまいます。

見積もりが上がる場合は、事前にクライアントに確認し、価格を握った上で金額の調整を行いましょう。確認せずに超過した金額を見積もりで出してしまうと、クライアントとのトラブルになる可能性があります。

事後でこれだけかかったから、お金を払ってくださいと言うと、そんな知ったことじゃないという事前に何か調整できたんじゃないかと言われてしまいます。

実際ボクも、その作業に関して膨れ上がった分、見積もりをくれと話をしたことがあります。クライアントから、後ですごく怒られました。

トラブルの元になるので、意外と忘れがちな、作業の着手前にお金がかかることに関しては事前に伝えるようにしましょう。

見積もりする対象の枠組み

WEBマーケティングにおける見積もり作業の枠組みとしては、大きく以下4つあります。

  • 広告系
  • コンテンツ系
  • 制作系
  • システム系

それぞれ説明します。

広告系は、広告代理店の相場でいうと20%マージンをのっける形です。

コンテンツ系、制作系、システム系に関しては、基本的には工数計算です。

誰がやっても一緒の作業に関しては作業を分解して、その工数を積み上げて見積もりを作っていくイメージです。

ただ工数だけでは考えられない価値をどう伝えるかは、見積もりで考えるべき非常に重要な要素です。ここについて次章よりお伝えします。

見積もりの作り方

見積もり作業において「作るもの」の価値により、考え方が2通りあります。
以下、説明します。

そもそも「作るもの」の提供価値を考える必要があります。

  • 品質が変わらない作業
  • 付加価値がある作業

以下詳細です。

依頼が来た、品質が変わらない作業

コモディティー化している作業に関しては、相場より高く売るとクライアントに不信感を抱いてしまいます。どの業者がやっても価値が変わらないものですね。

例えばクライアントから依頼が来たタスクで、上記に当てはまる誰がやっても変わらない作業に関しては、粗利率をある程度担保して、高く売りすぎない事が重要です。それ以外は高く売ってしまうと、逆に不信感を抱いてしまいます。

例えば、単なるバナーの画像修正作業を通常1万円前後が相場なのを、10万円で売るとかですね。

誰がやっても同じ価値の作業は、最低限の価格で、場合によっては少し値上げするくらいの感じです。

提案した付加価値がある作業

提案した付加価値がある作業は重要です。提供するクオリティーによって価格を変えられるものですね。

提案した付加価値がある作業に対して、可能な限り価格を高く設定しましょう。相手の懐状況を考慮しての金額設定が必要です。

投資対効果も考えられます。ページを作成することで非常に効果が出るのであれば、投資する価値はあると捉える事業主がほとんどです。

投資する高い価値があるものを、高い価格で販売するのは、ビジネスとして当然のことです。

本質としては、相手にとって高い価値を提供できるものを創出できるように、自社サービスの提供価値を高めましょう。

付加価値の高い見積もりを立てよう

WEBマーケティングにおいて、付加価値の高い作業に関しては、自分たちを主語とすると、自分がワクワクするモチベーションが上がるような金額設定が重要です。

相手の懐事情を考慮することが前提ですが、相手が持つ予算に対して最大限のお見積もりという形で考えましょう。

結果として、相手にとって良いものを提供できれば費用はいただくべきです。

まずは工数を積み上げる

参考として、実際に工数がどれぐらいかかるのか、作業工数を見積もりましょう。

付加価値と言う意味だと、WEBマーケティングにおいて作業工数だけ販売するのはおかしい話です。様々な経験をもとに、その工数で対応できているという価値がありますからね。

ただ、参考として作業においてどれぐらい時間(工数)がかかるのかに関しては確認しておくのは必要です。

そこから提供価値を考え味付けをする

まず工数を積み上げた後、いくらで売りたいのか、のざっくりした数値から突き合わせて、付加価値分を見積もりに追加していきましょう。

付加価値の高い作業は、工数はあくまで参考であり、価値に価格をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。WEBマーケティングにおける見積もりの方法についてお伝えしました。

結論としては、見積もりには2通りあり、付加価値があるものとないもので進め方が違います。付加価値があるものに関しては相手のお財布事情を考慮して可能な限り高く見積もれるようにしていきましょう。

結果が出れば、高く売れます。

クライアントにとっても良いものであれば。一方で付加価値がないものに関しては、高すぎると信用を失うので注意しましょう。

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