- SEOの対策ツールを詳しく知りたい
- ツールが多くて何が何だか分からない
- なぜそのツールが必要かわからない
このような方に向けて記事を書きます。
この記事を読めば、WEBマーケティングにおいて重要な考え方であるSEOにおいて、ツールの必要性やその背景、課題をイメージできます。
そして対策として、SEOツールにおいてどのような機能があるのかをイメージができます。
結論としては、ツールはニーズの把握と解決策の検討に使います。手作業が不要になる、相対的な数値を指標にできる事がメリットですね。
なぜSEOツール機能の前に課題感把握が必要なのか?

SEO対策において、お役立ちマーケティングツールはたくさんあります。
YahooやGoogleのキーワード抽出ツール、ahrefs、SimilarWeb、関連キーワードを抽出するツール、ミエルカ…
機能としては検索ボリュームがわかる、被リンク数がわかる、キーワードをマップで表示してくれる、競合のURLを登録してキーワードに対して競合比較して順位を表示する…
ツールにはとにかくたくさん機能があります。
ただ、なぜその機能があるのか?を考えないと、ツールに踊らされる形になります。使いこなすのは難しいです。
WEBマーケティング歴10年以上のボクの体験談です。SEOに関するツールの勉強会に何度も参加して、ツールの使い方を学びました。
自分のサイトや、コンサルの提案にも活用しました。ただしばらくしたらしたら綺麗に忘れてしまうんですね。
何故かと言うと、ツールの目的が理解できておらず、本質を見失っているからです。ツールのやり方だけ理解しているため、一時的にそのツールの使い方がわかったとしても、結局時間が経ってしまうと忘れてしまうんです。
なので、なぜその機能が必要とされているのか、ツールを理解する前に「目的」を把握する事が重要です。
SEO対策ツールの目的は以下二つです。
- 課題把握のためにツールを使う
- 対策把握のためにツールを使う
以下詳細です。
課題把握のためにツールを使う

SEO対策を行う上で、重要なこととしては、キーワードを選ぶことです。キーワードを選ぶ際には、市場のニーズがあるのかを確認が必要ですからね。
つまり課題把握が、ニーズを把握する事です。
課題把握を分解すると、
- キーワードの構造は?
- ボリュームがあるのか
- ボリュームが少なくても購買につながるか?
これらを把握するために、調査が必要です。
キーワードの構造は?
対策キーワードは、どのようなニーズの構造になっているのでしょうか。
例えば料理であれば何が掛け合わせがされていて、料理キーワード全体のニーズを把握しましょう。
これを調べるために、手順があります。
関連キーワードを知る
キーワードマップや、サジェストなどを活用し、1つのキーワードに対してどのキーワードと掛け合わせで検索をされているかを一覧化が必要です。
なのでサジェスト関連キーワードを一覧化してくれるツールがあると言う事ですね。
キーワードをカテゴライズする
さらに、関連キーワードをカテゴライズしてくれるツールもあります。
例えば料理であれば、レシピ系なのか、教室系なのか。分類してくれ、手作業不要になると素早くニーズを把握できます。
検索ボリュームがあるのか
続けてそのキーワードにどれぐらい検索数があるのかを確認します。検索ボリュームがない場合はそこにニーズがありません。
仮にがんばってコンテンツを作って上位表示をさせたとしても、そこにいい検索する人がいなければ流入は期待できません。
ですからキーワードにもいて検索ボリュームがどうなっているのかは市場調査として必ず必要です。
キーワードの検索数が明確になれば、定量的に優先順位をつけることができますよね。
ボリュームが少なくても購買につながるのか?
検索ボリュームが少なくてもコンバージョンにつながるのであれば、SEO対策をした方が良いです。
例えば家電商品企画とか家電商品キャンペーンとかだと、買う気満々の人が検索している可能性ありますよね。このように仮に検索ボリュームは少なくても、キーワードであれば対策を打つべきです。
これをどのように確認するかと言うと、広告の入札価格であるCPCの価格で確認が可能です。ですからツールとしてはCPC調査できる機能があると良いです。
なのでまとめると、検索数のボリュームがわかる必要があるということです。検索キーワードとボリュームを確認するためにツールを使う、ということですね。
対策把握のためにツールを使う
他社はどこが強くてどう対策を打っているのか?
手動で検索上位のページを洗い出したり、タイトルや見出しディスクリプションをまとめて検索意図を把握するのも1つの手段でしょう。
ここでツールの出番です。
手作業で必要なものを自動化して、ツールを通せば欲しい情報を取り出してくれると言う事ですね。
内部
- 流入キーワードは?
- タイトルは?
- ディスクリプションは?
- 見出しは?
- リード文は?
外部
- 被リンク数は?
SEO対策は、内部と外部と分けて考えられます。
内部に関しては流入キーワードは何を狙っているのか、キーワードに対して上位表示のタイトルはどうなのか、ディスクリプションの内容になっているのか、見出しはどうなっているのか、リードはどうなっているのかといったような、どのようなコンテンツを解決策として提供しているのか確認します。
これらの解決策を網羅的に把握した状態で、オリジナル性を出すか考えていくと、よりユーザに必要とされやすいコンテンツを提供できます。
上記のように、競合他社を見える化する際に、ツールが必要です。
競合他社の被リンク数や流入キーワードは、参考値になります。ただ100%正解でなくても60%から70%でも実際の数値がわかれば対策の仮説を立てられます。
可能な限り定量化して対策を打っていくべきです。ただその正しさの精度に関してはあまりこだわりすぎないとても良いでしょう。
本質的なものとしては、検索ユーザの検索意図を定量的・定性的に把握して、他社と差別化したコンテンツを提供すると言うことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ツールの使い方において、機能ではなく、何をすべきか、その目的から機能のご紹介をいたしました。
どうしてもツールを使おうとなると、その機能に目が行きがちで、結局何を目的にしていたのか見失い、課題の体系化が難しいです。
なので何を目的として施策すべきなのか、調査すべきかを体系的に把握した上で、機能に落とし込んで使いこなしていきましょう。
なかなかツールにおける課題感について、文章化している人は少なく、イメージしづらい部分があります。ただ物事には必ずその目的があり、課題がある、そして施策があります。
目的や課題は明文化して、自分がこの機能を何のためにやっているのか、何の課題を解決するためについて、必ず意識するようにしましょう。