- クリティカルシンキングについて学びたい
- 批判的な事項について学びたい
このような方に向けて記事を書きます。
この記事を読めばクリティカルシンキングとは何か、どのように考えていけばクリティカルシンキングを活用してイシューをおさえられるのか、について理解ができます。
なぜクリティカルシンキングが必要なのか?
なぜクリティカルシンキングが必要なのでしょうか?それは、問題の本質を見極め、建設的に内容をまとめて問題解決を進めるべきだからです。
クリティカルシンキングとは、あえて批判的に物事を見て、大事な問題は何かを見極める考え方を指します。
世の中には問題が沢山あり、その問題も非常に重要なものと、そうでないものに分かれます。
身近な事例で、大した問題でないのに時間をかけてしまった…なんて経験はありませんか?
その些細な問題に時間をかけ続けると、本当に重要な物を解決できなくなります。無駄な工数や、人件費・時間を使ってしまうからです。
関わっている人が、精神的に疲弊するケースもあります。
なので本当に重要な事は何なのかを見定めて、その「問い」を明確にして解決していく方法が、クリティカルシンキングです。
イシューとは?
イシューとは、何でしょうか?
英語の「issue」は重要な点、論点を指します。そのとおり、ビジネスシーンでも、本当に答えを出すべきとのことです。
最初ボクは、イシューという言葉を聞いた時、イメージしづらかったです。
ただ、本当に解決すべき問題は何なのかを明確にして、不要なものは無視していかないと、本当の問題ではない些細なことに時間を使ってしまいます。
例えばサイト改善においてフォームの離脱率が高かったとします。ボタンの緑がいいのか青がいいのか、入力項目が小さいので大きくした方がいいのではないか、よくある質問を追加したほうがいいんじゃないか、と言った仮説が立ちますよね。
それを実装していくと、かなりの日数と工数がかかるとすれば、そのイシューは適切でしょうか?
実際別の仮説として、送料が高くて、カートの離脱している可能性がある。だから送料の見え方を変えるにはどうしたら良いか?を問いにするとします。
・送料を無料にすれば良いのでは?
・送料を含んだ形で値段表記すればいいのでは?
するとDBのデータ更新だけで、フォームでの離脱が大幅に減るかもしれません。
このように何を問題とするかで、改善策が大きく変わり、効果も工数も大幅に減らすことが可能です。
小さな工数で、大きな改善を進める、まさに理想的な考え方ですよね。
クリティカル・シンキングを使った考え方の流れ
ボクが以前グロービスのクリティカルシンキング講座で学んだ事は、このような流れです。
答えを出すべきイシューを出した後は、それに対して構造的に考えて答えをまとめてます。
■まずイシューをおさえること。
問うべき答えは何なのかを明確にする必要があります。本記事の上部にて記載した通りです。
■次に枠組みを考えます。
枠組みは、フレームワークを使うことが多いです。場面によって抜け漏れがないかを確認するため、必要なフレームワークを使い分けるイメージです。
■枠組みから考え方を落とし込んで、まとめます。
そしてそのメッセージを具体例のイメージで、それぞれ3つほど具体例を交えた理由を並べます。
ロジックツリーの形で、イシューから枠組みをおさえ、メッセージを考え、根拠を洗い出すということですね。
■そして、最後に
反論処理ということで、主張に対して否定的な意見や考え方をするネガティブチェックを実施して、回答を用意しておきます。
やり方はこのような流れです。これは、グロービスに習った講座を元にしています。
かなり実践が必要で、訓練によって出来るようになります。グロービスのクリティカルシンキングの講座を受けてみるのも良いと思います。友人もできますし、スゴくオススメです。
実際ボクが講座で習った際には、上場企業の社長が講師でした。
その講師が「これは一生実践し続けるもの、私も自分が十分でない」とおっしゃっていたのを鮮明に覚えています。
野球の練習も、理屈はわかっていても実際毎回ホームランを打てるわけではないですよね?同じ様に、フレームワークは継続した訓練が必要です。
訓練を続けて、実際の業務に役立て本当に時間を掛けるべき事項に注力しましょう。
なおビジネススキルを10倍高めるため方法を別の記事でも書いてます。こちらもぜひ確認ください。→→ブログはビジネススキルとWEB マーケティング力を圧倒的に向上させる【今すぐ始めるべき】
まとめ
いかがでしたでしょうか。
イシューをおさえることで問題が全く異なり、生産性も変わります。
また、ロジックツリーを使ったクリティカルシンキングは、すべての仕事の基礎になり不変です。
本当におさえるべき問題は何か、今一度意識して業務に取り組みましょう。