WEBマーケティング転職する際にどんなスキルを持っていれば転職出来るのか?現役マーケターが解説。

WEBマーケティング転職する際に、どんなスキルを持っていれば転職出来るの?

WEBマーケティング職に転職するに当たり、必要なスキルを知っておくとメリットは大きいです。

なぜなら会社に入ってから何をやればいいかイメージがあるので安心だからです。加えて転職前から学び、実践してスキルを付けることも可能です。また、スキルを付ければ自分で副業で稼ぐこともできます。

このようにWEBマーケティングに必要なスキルを知っておくと、メリットが大きいのでぜひこの記事を読んでみてください。

以下詳細を説明していきますね。

WEBマーケティング求められるスキル

WEBマーケティング業界で求められるスキルは、WEBマーケティングの知識やコミュニケーション能力、事業に対するコミットです。箇条書きにすると下記項目ですね。

 マーケティングの知識

 ITに関する知識

 調査や分析の経験

 コミュニケーション能力

 事業の成長にコミットしている

以降詳細を説明します。

マーケティングの知識

WEBマーケティングの基本的な知識は、本などでも把握できます。

テンション下がることを言うと知識があれば転職ができるわけでは無いです。ただ、採用側からの見え方は天と地の差です。圧倒的に良く見えます。

自ら未経験でも調べて知識をつけているということは、姿勢として重要です。

例えばボクの場合、未経験でWEBマーケティングに転職しようとしてて、前職の先輩エージェントさんに面接を見てもらいました。

その時に「バナー広告って知ってる?」ときかれ、当時は広告としては主流の方法を知らないと答えてしまいました。それはさすがに知らなすぎじゃないと言われてしまいました。

まだ業界知識をつけなさすぎて恥ずかしい話、あります。

今思えばしょうもない話なんですが、ボクが学生の頃新卒でリクルートの採用面接を受けた際に、ゼクシィすら知らなくって面接官に呆れた態度を取られました。結果2次面接落ちました。

基本的に入ってから知識経験は身につくとはいえ、WEBマーケティングの知識を知らなさすぎはまずいです。やる気があるのか?と思われてしまいます。

当たり前なのですが、ある程度の基礎知識は入れておいたほうがいいですね。

無知すぎたと思いました。あの時ゼクシィを知っていればリクルートに入った人生だったかも。それはないか。

基本的な広告の仕組みや、広告の種類などは知っておくに越したことはないでしょう。「勉強をした」ということが自信にも繋がり、結果堂々とした面接での受け答えに繋がりますからね。

ITに関する知識

office関連を使えないとなると結構辛いです。PowerPointやExcelやワード等ですね。

Wordは契約書とか経緯報告書とかくらいで、あまり使う機会がそんなに多くないですが、やはりPowerPointとExcelは多いです。

この辺が全く使えないとなると、「PowerPointとExcelから教えないといけないのか…」と思ってしまいます。

最低限使えるようになっておいた方が良いです。普通に使えますと伝えた方が、ここで足切りにならないで済むので良いでしょう。

WEBマーケティングで働く現場側の視点でも、さすがに中途でIT経験なくてもオフィスくらいは、自分で調べて使えるくらいのスキルで入ってきて欲しいなと思います。

調査や分析の経験

なにかしら分析をして、自分でPDCAを回した経験やスキルは転職の際に有利です。

なぜならポテンシャルをアピールできるからです。インスタアカウントでいいね!の数を増やすためにやったことでもいいです。企画を立てる際にアンケートを取ったのでもいいです。

実際にブログをやって検索キーワードや検索ボリュームを考慮して記事を書いてみてアクセスを増やすために試行錯誤した経験があるといいです。自分でお金を使って広告を出してみた経験があるのもいいです。

とにかくやってみて分析して改善していく。これはWEBマーケティングでは基本的な考え方なので、実際にやってみた経験があり、何かしらそれが成功体験につながっているともっといいですね。

コミュニケーション能力

1人ではなく、複数人で仕事をすることが多いです。なのでコミュニケーション力の素養は大事です。

課題や仮説をわかりやすく伝えたり、事前にお願いすることを依頼者に共有したり。報告もシンプルに伝える必要があります。話を具体的に説明したりも必要があります。

業務を分解して段取りを明確にし、進捗が遅れた場合は周りに共有したり。ホウレンソウを徹底的にやれるか、などは大事ですね。

WEBマーケティングではスタンスとポータブルスキルが重要

スタンスやポータブルスキルをご存知ですか?

WEBマーケティングの知識は、入れば努力しますし時間が経てばある程度出来るようになるんですね。WEBマーケティングの知識は「テクニカルスキル」につながるのですが、そのテクニカルスキルをつけるための土台となる「ポータブルスキル」や「スタンス」が重要であり、ここを面接では評価される印象です。

・スタンス:仕事に向き合う姿勢

・ポータブルスキル:業界や業種によらずない能力

・スタンス

スタンスとしてはまず人から言われた事は試しにやってみるとか、相手目線で物事を考えるとかです。ここがズレると、結構大変です。まずは素直であること、自分主体で考えないこと、目的を常におさえて目的がずれていない考えること、などですね。

・ポータブルスキル

対人力、対課題力、対自分力に分かれます。ここも、WEBマーケティングに問わず業界問わないスキルなんですが、結構高いものを求められますね。ゆるくはないです。

対人力、対課題力、対自分力は、相手に感謝しながら仕事をすること(指摘やアドバイスに感謝すること)、答えを聞かず自分で答えを出し判断をぶつけること、業務を分解して進捗/内容を共有しながらズレがないようすすめることなどがあります。

WEBマーケティングの知識や、ITリテラシーなんかは、実践を積めばあとから付いてくるんですね。社員のモチベーションをあげる組織マネジメントのコンサルティング会社、リンクアンドモチベーションが提唱しているスキルの図においては、後天的獲得可能性とよんでいます。

スタンスとポータブルスキルを訓練すれば、自分のキャリアにおいて厚みをもたせることは可能です。

取っておいたほうが良い資格は?

WEBマーケティングに転職するにおいて、取得をおすすめする資格は下記の通りです。

 ネットリテラシー検定
 WEB解析士
 通販エキスパート検定
 WEBマーケティング検定

ネットリテラシー検定は、ITに自信がない人は受けることで基礎をおさえて自信につなげている印象があるのでおすすめですね。難易度も高くない印象です。ただ、資格をとらなくても、WEBマーケティングの転職において受かるところには受かりますし、受からないところには受かりません。

読んでおいたほうがいい本

個人的に、WEBマーケティングで転職を目指すなら、読んでおいた方がいいなと思う本はこの辺です。

・ドリルを売るなら穴を売れ
・メモの魔力
・コンサル1年目の教科書
・世界一やさしい問題解決の授業
・イシューからはじめよ
・7つの習慣

ドリルを売るなら穴を売れ

マーケティング業界に入るのであれば、必須の本だと思います。

「ドリルを売るなら穴を売れ」は、ボクがグロービスで「クリティカル・シンキング」という講座を受けたときに、講師からおすすめされた本です。マーケティングの要素の一つに何かを売るということがあるんですが、

若手の女性社会人が、売上が低迷したイタリアンレストランを再生する物語です。従兄弟のプロマーケッターのアドバイスを通して、マーケティングを学んでいきます。「顧客はドリルが欲しいのではない、穴が欲しい」というマーケティング業界では有名な内容が載っています。マーケティングの考え方を、苦なくスラスラと読めます。

コンサル1年目の教科書

ビジネススキルの基本的な内容がしっかり入っていて、この1冊をキッチリできればどの会社に行っても「ポータブルスキル」においては一定レベル保証されるイメージです。

結論から話す、作業においては考え方から考える、空雨傘で考える、仮説を立てる、などWEBマーケターに必要なスキルが惜しみなくわかりやすく書いてあります。

以前上司からおすすめされた本で、上司も「WEBマーケティング会社として社員には一通り持ってもらいたいスキルが詰め込まれているいい本だ」と言っていました。WEBマーケティング業界に入って10年たった今でも、たまに見返して初心に戻って基礎をおさえるようにしています。

メモの魔力

「抽象化」の概念のところだけでも、読んだほうがいいです。著者の前田裕二さんはメモを書くことで有名ですが、ただメモを書くだけでなくそこから考えて思考を深めていくんですね。

なにかメモを取りたい事実があったとして、そこからなぜなのかだからどうしたいのか、自分が今やりたいことにどう転用すればいいのか、といった流れで仮説検証をスピーディにメモを取りながら実践していきます。抽象化の概念はとても参考になりました。

世界一やさしい問題解決の授業

ロジックツリーという方法を使って、わかりやすく問題解決について解説してくれています。一人の主人公が問題解決を、事象を分解して進めていくので、楽しく読み進めて問題解決を学ぶことができます。社会人1年目のときに、先輩から教えてもらった本で、問題解決についてしっくり来たのを覚えています。

イシューからはじめよ

仕事において何をやるにしても、「本当に解決すべき問題なのか」を意識することが大事です。検討違いなことを問題と設定して解決しても、本当の問題が解決しないと成功はありません。「本当に解決すべき問題は何なのか」を考えるためにはどうしたらいいのか、が書いてある本です。

7つの習慣

ページ数としては500ページくらいあり多いのですが、WEBマーケティングに限らずビジネスマンとして成功したいのであれば読んでおくべき本です。

ビジネスマンとして7つ、習慣を実践していきましょうという話です。主体的であること、理解してから理解される、など重要な事が書いてあります。特に好きなのは第Ⅱ領域に時間を費やそうという話です。緊急でないが重要なことに時間を費やし、能力をあげていこうということですね。

WEBマーケティングのスキルを付ける方法

独学

スクールに通う

とにかく実践

まとめ

いかがでしたでしょうか。

WEBマーケティングに必要なスキルについてお伝えしました。

実際に会社に入って業務を通して身につく部分が多いとはいえ、転職においてもポテンシャルは見られます。未経験でWEBマーケティングに入りたい場合は、努力をしていること、将来必要になることに対してすでにチャレンジしていることなどを伝え、行動力がある、自走する事ができることを結果や事実を元に伝えることができれば信頼性も高まり、採用の可能性は高まると思います。

ぜひ転職活動と並行して、WEBマーケティングに必要なスキルをつけながら楽しんで取り組んでみてください。

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