マーケティングにおけるチャレンジャーの戦法【事業領域の共食いを狙う】

WEBマーケティング 転職
  • リーダー企業に真似されない戦い方をしたい
  • チャレンジャー企業の戦略を知りたい

このような方に向けて記事を書きます。

この記事を読めば、チャレンジャー企業がリーダー企業に対して、どうマーケティング戦略を行えば、勝機を見出せるかについて理解できます。

結論として、仮に模倣された場合に、リーダー企業の事業領域と共食いになる部分を狙うと良いです。真似されにくく、勝機が見えてきます。

なぜ戦略が必要なのか

そもそもなぜ戦略が必要なのでしょうか?

戦略がないと、何に向かって進んでいるのかが、組織全体としてわかりにくくなります。

限られたリソースを投下するので、勝機が見えている部分に戦力を投下すべきです。

ですから戦略が必要です。

領域の共食い

チャレンジャー企業は、リーダー企業に対して対抗していくやり方があります。

チャレンジャー企業が何かしら事業に成功したら、リーダー企業は市場を奪われまいと、模倣戦略をとるのが基本です。

企業規模でリーダー企業は勝ります。ですから、チャレンジャー企業がうまくいった事業において、模倣できないような戦い方をすることで、リーダー企業の防御も可能になります。

以下、いくつか事例をあげます。

iPodのMP3

例えばiPodのMP3です。元々ソニーがウォークマンを販売し、音楽のポータブルプレーヤー市場では先行していました。ソニーは、音楽データを独自の企画でを作りつつプラットフォームとなる事を目指し、かつCDの売り上げも守ろうとしました。

結局ここに関しては領域の共食いになります。ウォークマンとCDが食い合う形になりますから。ソニーは、CDとポータブルプレーヤーの部門が異なるため、内部では領域の共食いに迷いがあったと言います。

そこでiPodが、MP3というフリーの規格を採用することにより、一気に市場は拡大し、ソニーはシェアを奪われる形になりました。領域の共食いがネックとなり、思い切った戦略を取れなかった、というのが1つ要因として挙げられます。

Facebookの事例

Facebookも日本においては例として当てはまります。
日本でのFacebookシェア拡大は、当時リーダー企業だったmixiにとっては、Facebookに対して防御をとるのは領域の共食いであり、コンセプトが矛盾するので実行できず敗北しました。

どういうことか説明します。

もともとSNSにおいては、匿名でユーザー同士の交流ができるmixiの市場シェアが最も高い状況でした。Facebookが、実名でのSNSとして日本でも普及していきました。結果的に匿名性を重視するサービスであるmixiは、実名にすると共食いの形になりますし、コンセプトが矛盾するため、結果として模倣ができず一気にシェアを奪われました。

日本では市場のリーダーとして伸びていたサービスにもかかわらず、衰退したということですね。

このように、リーダー企業が真似できない領域ややり方を突いて、売り上げを上げるやり方が、マーケティングチャレンジャーの戦略ですね。

なおマーケティングスキルを10倍高めるため方法を別の記事でも書いてます。こちらもぜひ確認ください。→→ブログはビジネススキルとWEB マーケティング力を圧倒的に向上させる【今すぐ始めるべき】

まとめ

いかがでしたでしょうか。リーダー企業がチャレンジャーに勝つためには、戦略が必要です。リーダー企業に、防御をされないようにするための戦略を立てていきましょう。

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