Googleアナリティクスのマルチチャネルの使い方【間接効果も見よう】

WEBマーケティング 転職
  • Googleマルチチャネルの機能ついて知りたい
  • 経路を知り、相対評価で流入を考えたい

このような方に向けて記事を書きます。

この記事を読めば、Googleのマルチチャネルの使い方、どのような流入経路を作っていけば効率的に集客ができるかについて理解ができます。

なぜGoogleアナリティクスのマルチチャネルが必要なのか

「直接コンバージョン」という言葉をご存じですか?

通常コンバージョンを計測する際に、最終的にコンバージョンつながった集客での評価が多いです。

最後の直接コンバージョン(ラストクリックとも言われる)と呼ばれる、最終的にコンバージョンした流入を評価することが主流ということですね。

ですが、コンバージョンに至る前も、検討段階が当然ありますよね。

・どこで知って?
・どのように接触して?
・そしてコンバージョンに至ったのか?

例えば何かネットで購入するにしても、いきなりその商品の名前で検索して購入はしませんよね?経路もわかることで、コンバージョン前の動きを戦略的に対応できる可能性があります。これを間接効果とも言います。

ですから集客戦略としては、ラストコンバージョンだけじゃなく、間接効果をどう上げるかということも考えることが、全体として母数を上げるための効果を高める施策になると言えます。

具体的にどう仮説を立てていくのか?

まずどういう組み合わせの流入が、CVする人が多いのか?
これを知ることで、意図的にどこを増やせばいいのか、のチューニングが可能になります。

・何回ユーザーを呼べばコンバージョンが起きやすいのか?
・検索に繋がっているのはどの媒体や流入元が多いのか?

検索で1回で獲得に繋がるのか、検索2回だとどうなのか、ディスプレイを挟むことでどれくらい効果が上がるのか。ソーシャルメディアが、CVRは低いがアシストとしては優秀なので、CPAあわなくてももっと流入を増やすことで獲得に繋がるかもしれませんよね?

中間CVとして、検索流入を増やすことを設定して、ディスプレイ広告で検索広告を促す動画などを活用する方法もありかもしれません。

例えばGoogleマルチチャネルの画面の見方

では具体的にGoogleアナリティクスの画面でマルチチャネルを見てみます。
Googleマルチチャネルは、画面の用語からだとかなり内容がイメージしにくいです。
イメージできるように簡略化して解説します。

●マルチチャネル > 概要
コンバージョン数・・ 設定したコンバージョンの数
アシストされたコンバージョン数・・・2回以上の訪問で獲得したコンバージョン数

アシストされたコンバージョン、というのが理解が難しいですよね。
簡単に言うと、2回目以降こんばーじょんした数です。1回訪問ではなく、2回目訪問以降でコンバージョンした。つまりアシストを受けてコンバージョンがあった数、という理解ができますね。

●マルチチャネル > アシストコンバージョン
2回目以上の訪問で獲得したアシストされたコンバージョンのうち、どの参照元が影響しているのか、アシストしているのかを確認することができます。

アシストと、ラストクリックを参照元ごとに比較することで、
・アシストにもラストクリックにも影響している
・アシストは弱いが、ラストクリックに影響している
・アシストは強いが、ラストクリックに弱い
・アシストも弱く、ラストクリックも弱い

この分布に配置することで、予算やリソースの活用方法を考えられます。

例えば、アシストは強いがラストクリックに弱い媒体は、認知としてインパクトのあるクリエイティブでアプローチをしてみるとか、アシストは弱いがラストクリックに影響している参照元は特に刈り取りを目的としたクリエイティブ、キャンペーンや価格押しで攻めてみるなどのクリエイティブの考え方も入れ込むことが可能になります。

●マルチチャネル > コンバージョン経路
チャネルグループの組み合わせとチャネルの順番で、コンバージョンの大きさが分かります。どの組み合わせがコンバージョンに影響しているのか確認できます。

例えば「ダイレクト」という参照元が経路に多かったとします。

意外とパラメータ計測ができていないダイレクトが多かったりするので、流入においてパラメータはしっかりつけましょう、という方針が出てくるかもしれません。紙面からQRで入ってくる人などはパラメータつけることで計測できるので見直しましょう。

●マルチチャネル > 所要期間
所要期間に関しては、コンバージョンに至るまでの期間を把握できます。
例えば、0日が3割、1日が3割、2日が2割とすると、接触後8割が、2日間でコンバージョンしていることになりますね。リターゲティングで、2日間に特に強めに出稿する、という進め方を試してみるのもよいかもしれません。

つまり、おおよそのコンバージョンに至るまでの期間を把握できれば、その期間中にアプローチを強めるなどの時系列を考慮した、流入施策の検討が可能です。

まとめ マルチチャネルを有効に活用しよう

いかがでしたでしょうか。

ラストコンバージョンだけでは見えない、間接効果やコンバージョンに至るまでのフローを見える化することで、コンバージョンよりもっと手前の高いで戦略を立てて広告や集客のアプローチをすることが可能です。

コンテンツ戦略にも展開が可能なので、ぜひ一度Googleアナリティクスで、マルチチャネルを見てみてはいかがでしょうか?

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